虫歯、歯周病は予防するもの

歯医者さんとの新しい付き合い方

歯と歯医者さんに対する三つの誤解が解けました。受け止めておきたいことを改めて書きましょう。

  1. 歯は老化では抜けない
  2. 虫歯は治らない
  3. 歯周病は治らない

ここから見えてくることは、どんなことでしょうか。言い換えてみると

 

歯は虫歯・歯周病にならなければ、一生もつということです。そして、しみるような虫歯になったらもうそれは歯の末期なのですから、虫歯にならないように健康な歯のときにきちんと手当てしておくことが大事ということです。

 

さんざん歯医者さんが役に立たないような言い方をしてきましたが、歯の健康を維持してくれるスペシャリストは歯医者さんであって、他にはいません。その歯医者さんでも虫歯になってから来られたら、削るか抜くかしかないのです。痛みをとり、他の健康な歯に虫歯がうつらないようにするにはそれが重要な治療なのですから。

 

でも歯医者さんが最も私たちの健康に貢献できるのは、虫歯にならないように定期的なチェックと歯のクリーニングにあると思います。1年に二度、歯が痛くないときに定期的に歯医者さんへ行くことが大事なのです。

 

日本人は歯が悪い。アメリカ人は歯が良い。

日本人は歯が悪い人が多く、アメリカ人には歯の悪い人は少ないという説があるそうです。遺伝の違い?はたまた環境や食生活によるもの?

 

特に歯が悪くなりがちな遺伝的理由はありません。また日本の環境も歯に悪いものが特にあるわけでもありません。それどころか先に書いたとおり、日本人はよく歯を磨き、歯の健康維持のためのグッズなども豊富にあり、歯を失う理由がそこにあるとは思われません。

 

日本人が歯が悪く、アメリカ人が歯が良いというのは、実は大きな皮肉が隠されているそうです。

 

それが国民皆保険制度。日本の国民皆保険は制度として大変優れていると評価されています。少なくともアメリカの評判の悪い医療制度よりは優れているといわれています。

 

日本人は病気になっても安心して病院で治療を受けられるのです。

 

つまり、日本人は虫歯になってから治療すればいい、とのん気にしているのです。虫歯が本当は治らないもので、治ったように見えても15年後にはほぼ抜けてしまうというこを意識していないために。

 

一方、健康保険制度の不備が指摘されるアメリカでは、虫歯になったら一大事だというのです。1本抜けば10万円〜15万かかるとも言われています。カンタンなものでも治療費がバカにならないために、普段の歯の健康チェックが習慣になっているのだといいます。

 

まるで健康診断やがん検診みたいですが、歯の治療はアメリカ人にとってバカにできないものらしいのです。

 

それで、アメリカ人の多くは毎年複数回歯医者に行っては歯のクリーニングを行ってもらいます。虫歯の前兆がないか詳しく調べてもらい、虫歯や歯周病の原因になる歯垢や歯石をとってもらうのです。

 

理由はどうあれ、アメリカ人の歯の健康に対する姿勢は学ぶ必要がありそうです。

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