治らない病は咬み合わせ不良が原因かも

咬み合わせ不良を疑う

歯の咬み合せ

歯や口周りだけではありません。体のあちこちのシビレやこり、痛みから心の問題まで、咬み合わせ不良によって引き起こされる問題があります。

 

いろいろ薬を飲んだり、治療したりしたけれど長いこと悩まされている、という病気があれば、咬み合わせ不良が原因かもしれないのです。

 

咬み合わせ不良でこんな症状が現れる

食べるとき・噛むときに顎が痛い、噛みにくい、顎がギシギシと鳴るなどの異常を訴える若い人が増えているそうです。それらの人に共通なことは歯そのものに虫歯などはなくても、顎のずれ、かみ合わせが悪いということ。さらに調べてみるとそれらの人には集中力が続かない、疲れやすい、頭が重いなどの慢性的な症状を抱えているひとが多いとのこと。

 

これらの多くの人たちは咬み合わせ不良のせいで、全身に何となく不快感、違和感、を抱えている可能性があります。では具体的にどのような症状が咬み合わせ不良を原因としてあるのでしょうか。調べてみました。

 

咬み合わせ不良で現れる症状

【顎口腔系】
顎間接雑音、顎関節痛、開口障害、咀嚼障害、嚥下障害、舌痛、発音障害

【身体症状】
背・肩・首のこりや痛み、腰痛、手足のしびれ、腕があがらない、つまづき、股関節の痛みや違和感、腰の痛み、手足の冷え、視力低下、狭窄、耳鳴り、ふらつき、疲れやすい、動悸、不整脈、姿勢のゆがみ、顔貌の非対称など

【精神症状】
不眠、不安症、集中力低下、記憶力低下、うつ症状

いろいろな症状が咬み合わせ不良の結果として現れる可能性があるのです。自分で咬み合わせ不良の疑いを持っている、そして長い間慢性的な上記の症状がある、という方は咬み合わせ不良が原因かもしれないと疑ってみてください。

 

顎のずれをチェックしてみよう

1)まず姿見の前で全身を見て、全身の傾き、頭がどちらかに傾いてないか、肩や腰が左右どちらかに下がってないかをチェック。

 

2)正しく直立したら、顔の水平を見ます。両目の目じりと左右の耳の穴の位置に線を引いて水平を保つ。

 

3)目と耳が正しく水平になっているときに、唇のラインが水平かどうかを見ます。唇のラインが傾いていて、左右どちらかが下がっている(あがっている)場合は顎がずれている可能性があります。

 

さらに唇をめくって上の歯茎にあるひだと下の歯茎にあるひだがずれているかを調べます。難しい場合は前歯の中心ラインが上下で合っているかでも判断できます。(乱杭歯の場合はわかりにくいことがあります)

 

咬み合わせの治療

咬み合わせ不良の程度(軽いかみ合わせ不良、重いかみ合わせ不良の具合)によって治療の方法が変わってきます。簡単に軽い治療法から見てみましょう。

 

1)咬合調整
歯のかみ合わせが悪いためにおこる顎のずれを、調整して治す方法です。正しい噛みあわせを邪魔している歯の当たりや、親知らず、また過去の治療の補綴物が原因として考えられ、それらを削ったり、抜いたりすることで調整します。

 

2)スプリント治療
プラスチック製のマウスピースのようなものです。患者ごとに作成して理想的な噛みあわせに修正することで、顎の位置を矯正することができます。

 

3)矯正治療
歯並びを調整するために、歯の表面に装置とワイヤーを取り付けて治療する方法です。子供が歯並びを調整する際によく見かけますが、同じ方法で調整し咬み合せを調整します。

 

4)インプラント治療
虫歯などで歯自体を失っている場合などはインプラントによって咬み合せを作り、調整します。

 

咬み合せ不良を防ぐ

咬み合せ不良の原因は、現代人が食事で「噛まなくなった」ことによると考えられています。よく噛むことで咬み合せ不良の多くが予防されます

 

小魚や海草、玄米のような硬いものを良く噛んで食べ、歯をかたくすることが咬み合せ不良予防につながるそうです。

 

『咬み合せ不良の予防と治療』 亀井琢正著 ([社団法人]農山漁村文化協会)より

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