自然な食事が人を強くする

酵素量に比例する生命力

ニューザイムを活性させる、病気にならない生き方などで有名な新谷弘美氏は酵素の重要性を語る第一人者です。

 

本来人間がもつ自然の力を生かせれば、人は健康になれるという持論は、医師として長年、臨床に携わりながら培われてきた説であり、なかなか興味深いものがあります。

 

例えば、新谷氏の言うには、人の歯は4本の犬歯を除いては植物・穀物を食べるのに適している。だから人間の食事も7:1の割合で植物を食べるのが自然だと。欧米人型の肉食を続けることは本来健康にはよくないのだと。

 

チンパンジー

またチンパンジーは食事のほとんど(95%)が植物・穀物を食べている。それでも人間よりも強く、健康で病気にはなり難いと。

 

明治時代に来日したドイツ人医師エルヴィン・フォン・ベルツ医師の記録によると、東京から100キロ離れた日光に旅をすることになり、6回も馬を乗り換え14時間かけてたどり着いたのに、同行者は人力車でわずか30分遅れただけで到着したとのこと。

 

人力車を引いていた車夫はほとんど玄米のおにぎりと梅干、味噌大根の千切り、沢庵程度しか食べていない「粗食」。

 

動物はほとんど食べていなかったのでせる車夫に肉を食べさせたらもっと力が出るだろうと試したら、疲労が激しく力が出なくなったという話。

 

肉を食べたらパワーがつく、って思っていませんか。酵素を含んだ食物こそが力があるのです。日本人が続けてきた「粗食」は侮れないなと思わされます。

 

これら、自然の食べ物(食物)というのはもちろん「酵素」を含んだ生の食べ物、という意味合いです。

 

新鮮で生命力にあふれた生の野菜や果物、あるいは穀物は健康に生きる力を与えてくれるといいます。

 

酵素を減らす生活

 

人間の体にある酵素はわかっているだけで3000から5000。おそらく数万という種類の酵素があるだろうといわれています。これらの酵素がなければ、いかにバランスのよい食事をとっても体の中に取り込むことができません。

 

チンパンジー

しかしこれらの酵素は体内に一定の量が備蓄されている状態です。誤った食習慣、ストレス、タバコやアルコール、有害な物質によって損なわれてしまいます。

 

それらの有害な物質を無害化するために代謝酵素が大量に使われることで、体内の酵素量が減ってしまうという理屈です。

 

このような酵素を大量に消費する生活を続ければ、生命力自体がどんどん弱くなっていくということなのです。

 

 

体内の酵素を活性化させる生活とは

 

ひとつは酵素を大量に消費する生活を改善するということ。良質な食事に適度な運動、ストレスを避ける毎日を送るということ。

 

もうひとつは毎日食べる食物から酵素を効率よく補給するということです。食物に含まれる「食物酵素」は生の野菜、果物、魚介類、発酵食品などに多く含まれています。

 

これらの食物酵素を含んだ酵素食メニューを食生活に取り入れることで健康的な生活が送れるようになると考えられているのです。

 

【参考書籍】
『酵素力革命』新谷弘美(講談社)