生甘酒で酵素が摂れる

生甘酒で酵素が摂れる

発酵マイスターの是友麻希さんの著書『酵素いきいき生甘酒』では生の甘酒で酵素を摂る方法が詳しく書かれています。一部をご紹介します。

ちなみに生甘酒って何なの?

酵素を含んだ食材

普通、甘酒というと酒粕から作る甘酒をいいます。これは本当のお酒であり、アルコールを含みます。

 

一方生甘酒というのは麹菌から作られる甘酒のことであり、違いはアルコールを含まず、砂糖も入らない、昔から日本に存在する栄養ドリンクのことです。

 

麹で作る甘酒にはビタミンやアミノ酸のほかに、なんと100種類以上の酵素を含むというから驚き。「飲む点滴」とも言われているそうです。

 

但しここで注意が必要です。市販されている甘酒は加熱されているものがほとんどなので、酵素も働きません。あくまで生甘酒がお奨めなのです。

 

麹で作る生甘酒の酵素パワーがすごい

麹菌って何

麹菌というのは白カビの一種。日本には古くから存在する菌でしょうゆや味噌を作るために用いられてきた菌です。もちろん菌といっても毒性はなく、最も安全な菌のひとつだそうです。この麹菌のおかげで日本人は美味しい日本食を食べることができてきたのです。

 

麹菌が米や麦などに繁殖(=発酵)する際に生み出す酵素が、日本食の「うまみ」を生み出しているのです。

麹菌の生み出す酵素

麹菌は最も繁殖しやすい30度の温度と一定の湿度を保った環境で育ち、酵素やビタミン類を繁殖させます。酵素では特に「アミラーゼ」「プロテアーゼ」の2種類は重要です。アミラーゼは米のでんぷんをブドウ糖やオリゴ糖に分解する働きがあります。

 

プロアテーゼは米のたんぱく質をアミノ酸に分解する役割を果たします。

 

ここで言う「分解」とはイコール「発酵」のことです。でんぷんもたんぱく質も、数珠のような形をしていると考えてください。分解とはこの数珠の形をした栄養分をはさみでチョキチョキと切ることに似ています。

 

発酵によって作られた酵素でチョキチョキと切られ、ひとつひとつの珠になった栄養素(ここではブドウ糖やオリゴ糖、またアミノ酸)は消化されやすくなり、体内への吸収が簡単になるというわけです。

 

麹菌はアミラーゼはプロテアーゼのほかにも増殖するときに100種類以上の酵素を出します。

 

麹菌の酵素が最も活発に働く温度は焼く60度。甘みもうまみもある生甘酒を造るにはこの温度が重要になってきます。

 

加熱(火入れ)しないことで元気な状態の酵素がたくさん生まれます。麹菌の出す酵素を効率的に摂取することができるのが生甘酒なのです。

 

乾燥麹を使って生甘酒を作る方法

生甘酒を作る方法には生麹と乾燥麹を使う方法があるのですが、ここではより簡単な乾燥麹を使って生甘酒を作る方法をご紹介します。

用意するもの

炊飯器

  1. 乾燥麹(スーパーで200g程度の量に袋売りされていることが多い)
  2. お湯
  3. 温度計(お湯の温度を計る)
  4. 炊飯器

※炊飯器の他に保温調理器、ヨーグルトメーカー、スープジャーなども使える。
また、KAMOSHIKO(醸壺:かもしこ)という発酵食メーカーもあり、温度調整が簡単にできて失敗しづらいのでお奨め。

 

生甘酒を作る手順

1)麹を良くほぐし、だまをなくしておく。
2)炊飯器に麹とお湯を入れる。麹1に対し、お湯2の割合(麹150gの場合お湯は300ml)
このとき、お湯の温度は63〜65度にしておくと酵素が活発に働く60度前後に落ち着くので良い。
3)よく混ぜる。
4)炊飯器のふたはせずに乾いた布きんで覆い、保温モードにする。
5)ときどき温度を気にしながら4時間まてばできあがり。
※炊飯器中のお湯の温度が下がったらふたを閉めて保温するか、炊飯モードに切り替えて少し温度を上げるとよい。

 

甘みが出ていればできあがり!

 

生甘酒で作るドリンクレシピ

生甘酒オンザロック

用意するもの

  • 生甘酒…大さじ3
  • 水…大さじ1
  • 氷…適量

生甘酒と水をよくまぜ、氷を入れたグラスに注ぐだけ。生甘酒の美味しさをストレートに味わえる。好みにより、シナモンパウダーやゴマ、抹茶などを加えてもおいしい。

 

ミルキー生甘酒

用意するもの

  • 生甘酒…大さじ3
  • 牛乳…80ml

麹の香りを抑えることができるミルクは甘酒が苦手な人にも最適。どこか懐かしい味がするミルクドリンク。イチゴやキウイなどミルクと相性の良い果物を加えて飲むのもおいしい。

 

▼そのほか、美味しくて簡単に酵素が摂れる生甘酒のレシピも豊富な下記ブックをぜひご参考にしてください。読みやすくてとっても楽しいレシピ本になっています。
酵素いきいき生甘酒―ノンアルコール、ノンシュガー、麹でつくる